
2023年04月19日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[米国が北極海域での商業漁業開始の準備をする] шок!
ロシア、米国など北極海沿岸国と日本、EUを含む計10の国と機関は、2018年10月、地球温暖化で氷が解けて海表面が広がる北極海中央部の公海での商業漁業を禁止する協定に署名、2021年、これが発効している。
協定には、ロシア、米国、カナダ、デンマーク、ノルウエーの北極海沿岸5カ国のほか、日本、中国、韓国、アイスランド、そしてEUが参加している。
今般、アラスカ漁業当局は、当該モラトリアムを含めた北極海域の商業漁業を開始するための調査研究予算として、同州から100万ドル、連邦政府から200万ドルの予算配分を受け取る予定だと明らかにした。
アラスカ漁業当局は、水棲生物資源の魚群形成が北に移動しており、他国漁船団もこれを理解していると指摘、アラスカとしても漁業と沿岸地域の発展のための機会をとらえるべきだと言及して、ロシアや他国が漁業機会を求め、これらの海域に出漁する時、我々は沿岸にとどまりたくないと加えている。
ロシア業界紙(WEB)が伝えた。