2019年04月24日 みなと新聞 露カニ入札法案 上院通過 割当期間を15年に修正
2019年04月24日
みなと新聞
[露カニ入札法案 上院通過 割当期間を15年に修正]
北海道機船漁業協同組合連合会によると、ロシア上院に提出されたカニ漁獲割当の配分過程にオークシ目ンを導入する法案が2019年4月22日、採択、承認されたとロシア業界紙(WEB)が伝えた。
この法案では、商業漁業や沿岸漁業への投資目的で提供されるカニの漁獲割当という新しいタイプの漁獲枠を導入する。
オークションの結果に基づき、漁獲割当の期聞は上院へ提出された時点で政府案の10年から15年に修正され、特定の漁場と特定種のカニの漁獲可能量(TAC)の50%以内で配分される。
オークション来札者はロシアの漁船など建設プロジェクトを実施する義務を規定しており、そのリストは同国連邦政府によって設定される。
同法案は10日に下院を通過、翌11日に上院に提出されていた。
“業界は発効延期要請”
16日にモスクワで開かれた第4回ロシア漁業従事者会議では、このカニ漁獲割当オークション導入法案について協議。
移行期間を設けるため法発効を2021年1月1日まで延期を上院に求めることを満場一致で可決している。