ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会 一般社団法人北洋開発協会

北海道隣接日本海ロシア海域スケトウダラTAC 再々増加へ

2018年12月21日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[北海道隣接日本海ロシア海域スケトウダラTAC 再々増加へ]

ロシア漁業庁は、2018年12月20日、同庁本部会議を開催、ロシア農業省2018年11月9日付No.、516により、前年比で大幅に増加した北海道に隣接する日本海沿海地方海域・西サハリン海域)の来年2019年のTACを、更に増加させる科学研究機関の勧告を承認した。

低迷していた北海道に隣接する日本海のTACについては、2016年(6,520トン)で底を打ち、2017年、2018年と連続して増加、来年2019年のTACは1万6,000トンで決定されていた。

今般、科学研究機関は、最新の科学調査の分析に基づき、沿海地方海域について当該資源のTACを更に3,300トン上積み、日本海全体で、1万9,300トンに設定する増加勧告を提出、漁業庁本部会議はこれを承認した。

 

日本海

合計

 

沿海地方

西サハリン

2005

21,500

1,000

22,500

2006

11,500

1,000

12,500

2007

8,600

1,000

9,600

2008

4,200

1,000

5,200

2009

2,800

2,500

5,300

2010

3,500

3,100

6,600

2011

19,100

3,000

22,100

2012

18,200

2,300

20,500

2013

10,280

3,200

13,480

2014

5,600

3,200

8,800

2015

4,580

3,200

7,780

2016

4,420

2,100

6,520

2017

5,550

1,153

6,703

2018

10,500

1,600

12,100

2019

17,300

2,000

19,300

対前年比

164.8%

125.0%

159.5%